京都商工会議所や京都府、京都市、経済団体などで構成する京都知恵産業展実行委員会は、3月6、7日にみやこめっせで「京都知恵産業フェア~Kyoto Style~」を、同月18、19日に京都経済センターで「京都知恵ビジネス展」を開催した。両展示会は、3月に京都市下京区にオープンした京都経済センターの竣工(しゅんこう)記念事業。「知恵ビジネス」を展開する京都企業の魅力発信と販路開拓・拡大を図るもので、共に多くの来場者でにぎわった。
知恵ビジネスとは、京都の地域特性や企業の強みを生かして新たな価値と顧客創造を図る取り組み。同所は知恵ビジネスを行う企業の発掘・育成と知恵産業のまちづくりを推進し、多彩なイベントを通じて知恵産業をPRしている。
京都知恵産業フェアは今回、京都で初開催された「第1回京都インターナショナル・ギフト・ショー2019」と併催。ファッション、ライフスタイル、ビューティー&コスメ、フードの4分野から70社が出展し、来場したバイヤーらと活発な商談を行った。
一方、京都知恵ビジネス展では知恵の認証・認定を受けた京都企業1800社のうち60社の商品を展示。会期中は、京都の人材や技術などに可能性を感じて京都に進出した企業による講演会、知恵ビジネスプランコンテスト認定式や大交流会も開催した。同所は「京都の産業の魅力を広く伝え、新たなビジネスチャンスにつなげたい」と同展の成果に期待する。
なお、同所は3月5日に京都経済センターに移転して業務を開始し、同月16日に移転記念レセプションを開催した。同センターは、知恵産業の拠点として同所や府内の経済団体、行政機関など約50団体が入居。商業施設も併設されている。16日は、午前中にセンターの開業式典が開催され、同所の立石義雄会頭らがテープカットを行った。午後の同所移転記念レセプションには、約300人が出席。日本商工会議所の三村明夫会頭が祝辞を述べた。
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