鳥取商工会議所や鳥取県トラック協会など運送業界、経済団体、行政の6者でつくる運送業界応援プロジェクト実行委員会は6月25日、鳥取市内の若葉台小学校で、6年生36人を対象に運送業の魅力を伝える特別授業「学校キャラバン隊2019」を開催した。同事業は、運送業界の人材不足やドライバーの高齢化といった課題解決を図るため、業界の社会的な役割や魅力を生徒らに伝えて関心を高めようというものだ。
当日は、運送会社のトラックや、タクシー、バスが同校に集結。はじめにドライバーや経営者らが講師として業務や仕事のやりがいなどを語った。生徒らは「もてなしのプロを目指す」というタクシー会社社長の話や、「トラック、バスは人の暮らしに欠かせない乗り物」というドライバーの話に聞き入った。 その後、生徒らは屋外で実際の乗り物に乗車。タクシーの運転席で料金伝票を出したり、車椅子でのバス乗車を行ったり、普段できない体験に目を輝かせた。学校側は、「子どもたちの将来につながる大切な学習の場になった」と話している。
同所は12月にも同キャラバンを他校で実施するほか、今後、女性や若者に運送業界の魅力を伝える体験イベントなども計画している。
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