福井商工会議所は7月16日、猛暑や災害対策商品、サービスを一堂に集めた展示商談会を同所コンベンションホールで初開催した。近年、国内各地で自然災害が相次ぎ、福井県でも昨年は2月に豪雪、7~8月に猛暑、9月には台風による被害を受け、企業経営にも影響を及ぼしたことから、企業の防災・災害対策を支援するため同展示会を開催。40企業がブースを出展し、延べ300人が来場した。
出品商品は、災害安否確認システムや避難誘導デザインを記載した商品、災害用トイレセット、地元の素材を使った非常食をはじめ、猛暑対策として空調服、遮熱・断熱塗料、遮熱ヘルメット、ミスト発生器、梅ウオーターなど。会場では、来場者が出展者のブースで熱心に商品説明を聞く様子があちこちで見られた。また、産業医による「熱中症予防・対策セミナー」も開催され、好評を得た。 初開催に当たり、同所は会員へのDMや個別に電話で案内するなど広報活動に注力。目標の倍の出展者を集めた。「企業の災害対策への関心は高く、今後の商談につなげられたという点で成果があった。今回の展示会の結果を検証し、また実施できれば」と同所は話している。
最新号を紙面で読める!