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情熱ぴーぷる 第12回女性起業家大賞・スタートアップ部門 優秀賞

充実したセカンドライフを送ってもらいたい

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐 実央

祖母にできなかったことをかなえるために決意したシニア支援

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐 実央

シニア起業に特化したワンストップサポート

当社は、50~60代の定年前後の方の〝シニア起業〟を支援しています。起業に関するコンサルティングや共同で利用できるレンタルオフィスの運営、起業家交流会の開催など、起業前から起業後までワンストップで支援しています。レンタルオフィスの利用者は現在930社、起業支援実績は5000件を超えました。

シニア支援をすることになったきっかけは、祖母の介護です。大学卒業後、私は民間企業の法務の仕事に就き、新規事業などのアドバイスをしていました。そんなとき、大好きだった祖母が認知症になりグループホームに入ることになったのです。私は「祖母のためにもっと何かできたのではないか」と後悔し、思い悩みました。そして時間をかけて考えた結果、祖母にできなかったことを他の人に行おう、起業してセカンドライフを支援しようと決意したのです。

職務経験を生かせるサービスは「起業の支援」だと考えた私は、金融・会計の知識を習得するため金融業界に転職。その後、行政書士とファイナンシャルプランナーの資格を取得し、「銀座セカンドライフ株式会社」を平成20年7月に設立しました。

シニア起業家の中には、豊富な経験・能力を持っている方が多くいらっしゃいますが、起業の知識やその後必要となる経営や会計の知識を網羅している方は多くありません。それらを独自に手に入れるのにも限界があります。そこで当社は、起業する際の法律・会計のサポートから、起業後にご利用いただけるリーズナブルなオフィスの提供まで、ソフトとハードの両面から支援することにしました。

利便性の高いサービスで全国の起業家を応援

ソフト面では、起業に関するコンサルティングや起業後の経営相談、そのほか交流会の開催や、経営に役立つセミナーなどを行っています。一方、ハード面では、オフィススペースを共有することでリーズナブルに使用できるレンタルオフィスを銀座・日本橋・横浜の3拠点に5カ所設けています。自社の事務所住所としての登記や、会議室や机の使用が可能です。郵便物の受け取りは当社が引き受けています。1人で起業することが多いシニア起業家にとって、事業を継続しやすく、利便性が高まると感じています。

また、オフィスは単なる場所の提供に終わらず、情報交換が盛んに行われる場所でもあります。相談にすぐお応えできるよう私たちも常駐しています。

今後は、全国の主要都市にレンタルオフィスを開設し、全国規模で行き来のできる環境をつくっていきたいです。これは、地方のシニア起業家の東京進出の支援にもつながるだけでなく、東京の企業にとっても地方出張時に利用できる営業拠点を持つことができます。多くの方に、より充実したセカンドライフを送っていただきたいと思っています。

会社データ

社名:銀座セカンドライフ株式会社

所在地:東京都中央区

創業:平成20年

事業概要:起業支援(定年前後の50~60代を対象とした「シニア起業支援事業」)

HP:http://ginzasecondlife.co.jp/

※月刊石垣2014年2月号に掲載された記事です。

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