睡眠の質を上げましょう
食欲の秋の到来です。何を食べても飲んでもおいしく感じるこの季節。クリ、マツタケ、サンマ……この時期だけの魅力的な味覚がいっぱいで、食べ逃さずにはいられませんよね。でも、夕食を食べ過ぎたり、寝る直前まで飲食をしているようでは、質の良い睡眠が得られず、翌日に疲れを持ち越しがちになります。夜遅い時間に食事をするときは、洋食や中華を和食に、大好きな揚げ物は焼き物に、お肉よりもお魚をというように、消化に時間が掛かる脂質を控え目にすることを心がけましょう。
とはいっても、食事がさっぱりし過ぎていると満足感が得られず、かえって食べ過ぎてしまうこともあります。今回のレシピのように、低脂質な食材にオリーブオイルやマヨネーズを少量使うのもおすすめです。
また、睡眠のために寝酒を楽しむ人もいます。確かに、お酒には緊張を和らげる効果があり寝付きは良くなりますが、消化のために体が働いているため、眠りが浅くなり熟睡しづらくなります。神経の興奮を抑えて睡眠の質を上げるには、マグネシウムも有効です。ご飯に納豆を添えたり、おみそ汁に乾燥ワカメを入れたり、おやつにアーモンドをプラスしたりして、マグネシウムを取り入れましょう。
マグロのタルタル
タルタルにするので、マグロは買い求めやすい赤身の切り落としでつくってみてくださいね
材料(2人分)
マグロ…130g
タマネギ…1/3個
【A】
ケッパー(粗みじん)…大さじ1
パセリ(みじん切り)…1枝分
オリーブオイル…小さじ2
ケチャップ…小さじ1
マヨネーズ…小さじ1
つくり方
①タマネギはみじん切りにし、塩ひとつまみでもみ、しんなりしたら水気を絞る
②①に細かく切ったマグロ、【A】を合わせて出来上がり
ワンポイントメモ
マグネシウム
神経の興奮を抑える作用のほかに、エネルギーの生成やタンパク質の合成などにも関わっています。精製度の低い穀類、ナッツ類、豆腐などの大豆製品、海藻に多く含まれます。
※月刊石垣2015年10月号に掲載された記事です。
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