東大阪市は、人口50万人の中核都市として発展し、「モノづくりのまち」「ラグビーのまち」として全国に知られています。特にモノづくりのまちとしての歴史は古く、江戸時代までさかのぼります。
生駒山の水量を水車の動力に変え、伸線・鋲螺・作業工具・金網などの地場産業が形成され、多種多様な中小企業の高度集積地になりました。これらの企業は技術力や開発力の高さに定評があり、厚い信頼を得ています。
こうして全国有数のモノづくりのまちとなった当市の製造業者数は約6000社を数え、工場密度では、東京23区や大阪市をしのぎ全国一です。
また、ラグビーのまちである当市には、ラグビーワールドカップ2019の会場として4試合実施される東大阪市花園ラグビー場があります。高校ラグビーの全国大会も毎年開催され、「聖地花園」として若きラガーマンの憧れの地でもあります。現在、ワールドカップの成功に向け、世界中からの観戦客をお迎えするべく、まちを挙げて準備を進めています。
このほか、歴史的文化的にも有名な神社や遺跡などが多く見られます。作家の司馬遼太郎さん、元財務大臣の塩川正十郎さん、iPS細胞の山中伸弥さん、囲碁の井山裕太さんなども輩出しています。
弊社は、自動車部品の精密ナットおよび圧造・鍛造部品の製造販売を行っており、精密ナット分野では、専業メーカーとして世界トップシェアを誇っています。
1933年に創業し、43年に布施市(現・東大阪市)で会社組織となり、市名から「布施螺子工業所」を設立。折からのモータリゼーションにより、いち早く圧造生産によるナットの大量生産に着手しました。国内自動車メーカー各社と直接取引する中、群馬、九州(大分)、三重に工場を順次開設、大阪工場を含めて、国内4工場での供給体制を整えました。
その後、機能部品も手掛ける会社へと舵を切り、社名を「フセラシ」に変更。90年代には海外進出し、現在は米国、中国、タイの3カ国に工場を設けています。
私の趣味は読書と旅行です。読書は乱読で週に3冊ほど読み、興に乗れば、一つの時代に焦点を当て読みあさる傾向があります。今は古代史関係の本に凝っています。また、国内外への旅行では、きれいで雄大な景色も結構ですが、歴史や文化、人の営みや生活が感じられる旅を楽しんでいます。
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