八街商工会議所(千葉県)は、昨年12月15日、東京・JPタワーKITTEで開催された「ちばI・CHI・BA」(11月19日~12月17日)の一画に出展。特産品の落花生と共に新たな地域ブランド「八街生姜ジンジャーエール」を販売した。これは、平成24年に同所飲食業部会が八街が全国でも有数のショウガの産地であることに着目し開発したもの。当初は市内の飲食店で季節限定メニューとして販売していたが、好評を得て通年販売しようとボトリングした。
インターネットやイベントなどを通して知名度が上がり、28年度は当初生産した1万本がすぐに完売したという。11月21日には「八街生姜ジンジャーエール企業組合」が創立。今後は市内の飲食店やショウガ生産農家、搾汁会社、卸売業者などの協力で生産量の増加、新製品の開発なども期待される。
このほか昨年12月から今年1月にかけ都内では相次いで物産展が開催。各地商工会議所・事業者らが特産品をPRした。12月1~14日に東京・町田で開催された「ニッポンまるしぃ@となりに。日本百貨店」では「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」で開発された食品のヒット商品化や販路開拓を狙い小樽(北海道)、岡谷、下諏訪、伊那(長野県)、鹿沼(栃木県)、竹原(広島県)、福岡(福岡県)、伊万里(佐賀県)、八代(熊本県)、竹田(大分県)の10商工会議所が約60商品をテスト販売。地域ブランド「小樽美人」や八代のベーグルなど菓子類が注目された。12月3日~1月15日には東京・秋葉原の日本百貨店しょくひんかんで高知県の高知・中村・土佐清水の3商工会議所がブースを設け、香り米やユズ加工品などを販売した。
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