2月19~26日に開催された「2017冬季アジア札幌大会」。大会期間中の20~23日の4日間、スピードスケート競技が帯広で開催され、平成21年にオープンした屋内スピードスケート場「帯広の森屋内スピードスケート場(明治北海道十勝オーバル)」で熱戦が繰り広げられた。今回大会の帯広開催に当たり、帯広商工会議所(北海道)が事務局を務める「2017冬季アジア札幌大会帯広開催を応援する会」は、大会を盛り上げるためさまざまな取り組みを実施した。
大会開催80日前の昨年12月2日には、開催に向けた機運醸成とPRのためカウントダウンパネルを市内6カ所に設置。選手を歓迎するため、とかち帯広空港に歓迎看板、帯広市中心部にも歓迎フラッグを設置した。また、地元住民ら2400人が写真と共に各国選手への応援メッセージを記したウエルカムボードをスピードスケート競技会場の十勝オーバル入り口横に設置した。
まち中でも競技を楽しめるよう、まちなか応援会場(パブリックビューイング)として、とかちプラザ1階アトリウムに観戦会場を設け、NHK帯広放送局の協力を得て、BS1(ライブ)と総合テレビ(録画)で放送される熱戦の模様を183インチの大型スクリーンに映し出した。同会場では大会情報やスケートに関する展示も行い、応援グッズ作成コーナーも設けられた。
そのほか、「応援に行こう!」ポスターの制作や競技・大会関連情報を伝えるニュースレターの発行など地道なPR活動、地域の店舗への外国語メニューの作成支援、外国人を対象とした書道、折り紙などの日本文化体験プログラムの実施など、幅広い活動を行った。
スピードスケート競技会場へは4日間で約1万人が来場。会場は大いに盛り上がりを見せた。選手らからは、「応援が力になった」との声も届いているという。
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