仙台商工会議所(宮城県)は11月30日、「都心エリア学都まちづくり懇話会」で検討した、都心エリア活性化「新学都仙台」の提言書を鎌田宏会頭から奥山恵美子仙台市長に手渡した。同懇話会は、仙台都心エリアに所在する商店街、町内会、大学、商工団体などの関係者約20人で構成。提言の柱は、「都心と大学間の連携強化」「大学の資源を活用した都心まちづくり」などの4項目で、具体的な実現方法として「学術交流機能の都心集積」「都心エリアと大学が連携した防災まちづくり」など12の方策を挙げている。
鎌田会頭は、「都心エリアには地域住民や学生らが交流する拠点機能が必要。市立病院の跡地を文教地区のシンボルとして活用するなど、学都仙台の強みを名実ともに永続的なものにしてほしい」と要請。奥山市長は、「今回の提言は、仙台市のさまざまな施策の中に生かしていく」と述べた。
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