日本政府観光局(JNTO)はこのほど、11月の訪日外客数(推計値)が、前年同月比41・0%増の164万8千人で、これまで11月として過去最高だった2014年を48万人上回ったと発表した。今年の訪日外客数の累計(15年1~11月)は約1796万人で、過去最高の訪日客数だった昨年の同時期が約1168万人。昨年の記録を47・5%も上回るペースで伸びており、年間トータルで2000万人に迫る勢いとなっている。
市場別では、ロシアを除く19市場で11月としての過去最高を更新。11月までの累計では、タイ(70・7万人)、シンガポール(24・2万人)、マレーシア(25・5万人)、インド(9・7万人)、豪州(32・7万人)、米国(94・3万人)、英国(23・9万人)、ドイツ(15・2万人)が昨年の年計を上回った。
JNTOでは、訪日プロモーションの効果とともに、「円安基調の継続、消費税免税制度の拡充による買い物需要、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がりなどの好条件が相まって増加につながった」と分析している。
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