長野商工会議所はこのほど、市内の飲食店を英語で紹介するサイト「NAGANO Restaurant」をオープンさせた。同サイトは、白馬村や山ノ内町といった北信地域にある人気スポットに向かう外国人観光客が、乗り換えなどで必ず長野市にも立ち寄ることから、市内での滞在をもっと楽しんでもらうとともに、さらなる誘客を図ろうと企画したもの。見やすさや分かりやすさを重視し、シンプルでかわいいデザインのサイトが出来上がった。
同サイトは、旅行中でも使いやすいようにスマートフォンでも閲覧可能。また、GoogleMapsと連動し現在地から最も近い飲食店なども案内できる工夫を取り入れた。
今回、同サイトを作成するにあたり、日本語の飲食店ガイドを翻訳するのではなく、新たに外国人向けとして情報を収集。人種や宗教により食事に制限がある外国人観光客の不安を払しょくするため、店や宿坊がベジタリアンやビーガンにも対応できるかを掲載している。
各店舗の詳細ページでは、クレジットカードやWi‐Fiの使用の可否、英語メニューの有無、英語を話せるスタッフがいるかなど、外国人観光客の視点で必要な情報をまとめ、人数や予算、希望の料理に合わせて検索できるようにした。掲載店は現在50店舗で、随時増やしていく。
同所は、「世の中に飲食店サイトは数多くあるが、同サイトでは長野らしさを盛り込んだ。イラストによる長野の食や文化の紹介もそのひとつ。市内の飲食店で一食でも満喫してもらうことで、地域活性化につながれば」と話している。
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