尾道商工会議所(広島県)女性会は2日、「さくら茶会」を開催した。女性らしさを通じて地域活性化の一助となるような事業をと始められた同茶会も今回で33回目。地域の恒例行事としてすっかり根付き、市内外から約2300人が来場。見ごろを迎えた桜を愛でながら、着物姿の同女性会メンバーなどのお点前や用意した和菓子などでもてなした。
今年度の茶会は、昨年度、尾道市が文化庁の「日本遺産」に認定されたことから、会場を例年行われていた千光寺公園からJR尾道駅前の芝生広場に移して開催。これを契機に尾道をもっとPRしようと、先着250人限定で尾道水道を眺める「さくら茶会クルージング」も実施した。
また、地域の芸術家などの絵画や着物、商品券などが当たる抽選会も実施。駅前に会場を移したことで、例年以上のにぎわいを見せた。
同女性会は、「今年も好天に恵まれ、多くの人にお越しいただけた。地域の活性化のためにこれからも続けていきたい」と述べ、今後も同茶会を通じて尾道の魅力をさらに伝えていきたいと意欲を見せた。
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