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コラム石垣 2020年7月1日号 中山文麿

日本を襲った新型コロナウイルスの死者数は欧米と比較してはるかに少ない。しかし、この現象は東アジアの国々に共通したことで、人口10万人当たりの死者数では、わが国は東アジアの中で最悪である。東アジアの死者数が少なかったのは過去同じコロナウイルスのインフルエンザにかかっておりある程度抗体ができていた交差免疫のおかげかもしれない。

▼この冬に第2波の感染爆発が必ず来るともいわれている。また、冬には例年通り、A型とB型のインフルエンザも流行する。インフルエンザの症状と新型コロナウイルスのそれはほぼ同じで病院は相当混乱するのではないかと危惧される。

▼このウイルスは人の細胞のACE-2(アンジオテンシン変換酵素2)を鍵穴として侵入する。米国のラトガー大学などは口の中の舌にこの鍵穴が多数あり、唾液中のウィルスが咽頭部よりも4倍もあることを見つけた。そこで、これからのPCR検査の検体は唾液から採取することになるだろう。

▼ところで、日本のPCR検査の数は世界的にも非常に少ない。人口1000人当たりでは35番目前後だった。これから安全・安心な生活を送るためにもPCR検査を充実したい。駐日仏大使が千葉のPSS社に感謝状を贈ってきたように日本には優れた全自動PCR検査装置も存在する。

▼また、アップルとグーグルが開発したソフトで近距離無線規格であるブルートゥースの技術を使った濃厚接触者追跡システムも導入したい。もちろんデータが2週間後には自動的に消去されるなどプライバシーの保護には十分配慮した仕組みとすべきだ。第1波の状況を第三者機関で十分検証・総括した上で第2波に万全の態勢で対応したい。

(政治経済社会研究所代表・中山文麿)

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