加茂商工会議所(新潟県)は8日、「第4回加茂山古道ハイキング」を開催した。ハイキングは、市民参加型の地域の魅力発掘イベントとして平成25年度から毎年行っているもの。中心市街地活性化とにぎわいのあるまちづくりの一環としてつくられた『小京都加茂山古道 加茂歴史散策マップ』に掲載されているルートをゆったりと歩くもので、リピーターも多く、回を重ねる度に人気が増している。
今回は、過去最多となる602人(昨年度より177人増加)が参加。同市をはじめ、近隣の三条、燕のほか、車で1時間離れた新潟、長岡などから集まったハイカーが、加茂山から下条川ダムまでの往復約11㎞のハイキングに挑戦した。
当日は、晴天の中、市内の青海神社の神主から、安全祈願のおはらいを受けてスタート。彫刻の森・雪椿園・リス園を通って剣ケ峰砦跡へと足を進めた。途中、加茂山城跡や芝生の広がる若宮公園など、歴史ロマンや豊かな自然を感じながら、加茂の魅力を満喫。昼食時には同所女性会などによって豚汁が無料で振る舞われるなど、参加者同士の交流も図られた。
同所は、「今年は市外からの参加者が大幅に増え、にぎわいを見せた。規模も拡大したため、地元のボーイスカウトや新潟経営大学、新潟中央短期大学の学生などにもスタッフとして参加してもらった。今後も、地域一丸となってまちを盛り上げていきたい」と話している。
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