8月4日からロンドンで行われる世界陸上競技選手権(世界陸上)。今回の最大の注目はやはり男子100mだろう。誰が公式記録で日本人初の9秒台を出すか。その注目を一身に集めているのがサニブラウン・ハキーム選手(東京陸協)だ。
6月に行われた日本選手権。男子100m決勝には、日本を代表する高速ランナーが集結した。サニブラウンに加えて、2年前にアメリカで9秒87(追い風参考)を出した桐生祥秀選手(東洋大)、今季国内で9秒94(追い風参考)の快走を見せた多田修平選手(関西学院大)、去年の日本選手権覇者ケンブリッジ飛鳥選手(ナイキ)、リオデジャネイロ五輪のリレー(銀メダル)で第一走者を任された山縣亮太選手(セイコーホールディングス)の面々。結果は周知の通りサニブラウン選手が他の選手を置き去りにして優勝した。決勝は雨の中のレースで決してコンディションは良くなかったが、それでも10秒05の好記録。予選、準決勝も10秒06をそろえて安定した走力を披露した。
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