立川商工会議所(東京都)は8月19日、「夏休み親子工場見学会」を開催し、17組38人の親子が参加した。同事業は、若者の理科離れが深刻化する中、少しでも理科やものづくりに興味を持ってもらいたいと、平成21年から毎年、市内の小学生とその保護者を対象に実施している。
会場となったのは、道路信号機や鉄道機器などを製造する同所会員企業である交通システム電気の立川事業所。工場見学では駐車機器の内部構造を見たり、電車の非常停止ボタンを押したりして仕組みを学んだ。工場見学後には親子で工作体験に取り組み、ものづくりの楽しさを体感した。
同所の林愛子副会頭は、同事業について「この親子工場見学会で知った会社を好きになり、就職につながったケースもある。子どもたちには、夏休みの良い思い出にしてもらうとともに、地域には商工会議所やいろいろな企業があることを知ってほしい」と話した。
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