日本商工会議所は11日、インドのナレンドラ・モディ首相の来日に合わせ、日本経済団体連合会、日印経済委員会と共催で歓迎昼食会を都内で開催した。会合には両国の政財界から約150人が出席した。
モディ首相は、大規模な域内市場、安定した経済などインドの優位性を強調。高速鉄道などのインフラ整備、スマートシティーなどへの日本からの投資を求めた。
一方、インドを魅力的な投資先とするために、円滑なビジネス環境を構築することを最優先事項として挙げ、「投資拡大の実現のために、日本企業が懸念に思っていることや課題に積極的に対応していきたい」と規制改革などに前向きな姿勢を見せた。また、 「日本の技術とインドの人材の組み合わせは、お互いの利益につながる」と述べ、両国の協力関係強化に期待を寄せた。
日商の三村明夫会頭は乾杯のあいさつで、日本企業がインドの持つポテンシャルとビジネス機会に目を向け、進出意欲を持つよう一層の環境整備を求めた。また、日本の新幹線方式の導入が決まったムンバイ・アーメダバード間以外の高速鉄道計画についても、日本の新幹線方式の採用を求めた。
最新号を紙面で読める!