東京商工会議所は10月13日、福島県・宮城県を中心とした東日本大震災の被災地の農産物・物産品を展示販売する被災地復興支援「第3回天王洲マルシェ」を開催した。同所は会員企業に協力を呼び掛け、企業の所有するスペース(エントランスロビーや社員食堂など)で被災地の農産物などを販売する「企業マルシェ」を推進。その活動の一環として、平成26年よりJTBとの共催で同イベントを開催している。
今回で3回目となる同イベントでは、福島米のキャンペーンクルー 「うつくしまライシーホワイト」が新米をPRしたほか、ブドウ、ナシ、リンゴなど福島県の旬の果物やその他の農産物、「ずんだだんご」など宮城県を代表するスイーツや銘菓、日本酒などを販売。会場となった天王洲シーフォートスクエア1階ガレリアは、多くの来場者でにぎわった。
福島県の復興シンボルキャラクター「キビタン」や仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」なども登場して両県の特産品をPRし、会場を盛り上げた。
同所は、震災直後から震災対策委員会(委員長=佐々木隆東商副会頭)を中心に被災地支援活動を行ってきた。原発事故に伴う風評被害もいまだ根強く残る中、震災の風化と風評被害を防ぐ支援活動が重要となっている。同所は今後も継続的な支援を行っていく予定だ。
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