磐梯山の麓を走り抜ける会津若松の発展を支えた鉄道
福島県郡山市の郡山駅から新潟県新潟市の新津駅までをつなぐ磐越西線は、1898年に岩越鉄道として誕生しました。この鉄道は、地域発展のために交通インフラの整備が不可欠であると考えた当時の福島県知事・日下義雄が渋沢栄一の助言の下で開業を目指したものです。栄一はその熱意に応え、地元の資産家にも投資するよう働きかけるべきだ、とアドバイスをするとともに、自らも出資者となり、創業後も取締役として事業の発展に力を尽くしました。
昨年には創業120周年記念事業のフォトコンテストが行われ、多くの美しい写真が寄せられた磐越西線。現在も観光資源として地域経済を支えています。
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