渋沢栄一の軌跡 第5回 浮月楼

交通 JR静岡駅北口より徒歩3分 [写真提供]浮月楼

徳川最後の将軍が過ごした緑鮮やかな日本庭園

料亭・浮月楼(ふげつろう)は、かつて徳川幕府の代官屋敷があり、15代将軍徳川慶喜が大政奉還の後に20年間過ごした地に建てられた、静岡市の〝迎賓館〟です。ここは幕臣であった渋沢栄一が主君・慶喜を迎えるために準備を整えたところで、彼が日本で初めての株式会社といわれる「商法会所」を創立し、自ら頭取格として指揮をとったのもこの場所でした。

池泉回遊式の日本庭園は、明治2(1869)年に慶喜が移り住むと同時に整備されました。この庭は、同地が民間に払い下げられた明治25(1892)年に開業した浮月楼にも引き継がれ、今も四季の移ろいを楽しめる優雅な庭として愛されています。

次の記事

渋沢栄一の軌跡 第6回 内山峡

長野県

内山峡(うちやまきょう)は千曲川の支流滑津(なめづ)川によって形成された渓谷で、迫力ある無数の奇岩が見られることから、「信州耶馬渓」と呼ばれ...

前の記事

渋沢栄一の軌跡 第4回 磐越西線

福島県 会津若松商工会議所

磐梯山の麓を走り抜ける会津若松の発展を支えた鉄道福島県郡山市の郡山駅から新潟県新潟市の新津駅までをつなぐ磐越西線は、1898年に岩越鉄道とし...

関連記事

渋沢栄一の軌跡 第19回 常磐興産 無料会員限定

福島県 いわき商工会議所

明治初期、東京近郊から燃料を調達する必要性が高まり、本州最大の埋蔵量を誇る磐城の石炭を採掘するために、栄一らが1884(明治17)年に設立した...

渋沢栄一の軌跡 第18回 鮒屋旅館

愛媛県 松山商工会議所

栄一は古希を迎え、実業界を引退表明した後も、民間外交や教育・福祉・医療の充実を目指して精力的に日本各地を巡りました。1915(大正4)年に松山...

渋沢栄一の軌跡 第17回 「青天を衝け」 大河ドラマ館

東京都/埼玉県

近代日本経済の父・渋沢栄一の生涯を描いた、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』。このドラマを通じて、栄一に興味を持ったという声が多く聞か...