使いやすさ工夫し、心を込めて地域貢献
越谷商工会議所女性会は5月8日、越谷市役所を訪問し、手づくりマスク100枚を寄贈した。中村幸江会長より「新型コロナウイルス感染症の拡大で不安な毎日を送っている人たちへ。大切な命を守るため、そしてウイルスに負けないようにと心を込めてつくりました」と高橋努市長へ手渡された。
「マスクが手に入らず困っている人の助けになれば」と始まったマスクづくり。日本全国でマスクが不足し、材料も品薄な中、有志の女性会メンバーが朝から夕方まで作業し数日掛かりで仕上げた。
完成までには何度も試作を重ね、同所職員に使用感を聞くなどした。マスクの素材には「さらし」を使用しており、何度も洗って繰り返し使えて、洗えば洗うほど肌になじむのもこのマスクの特徴だ。耳にかける部分は平ゴムを使用しており、ゴムの入れ替えがしやすいように工夫されている。使う人のことを第一に考え、使い心地や見た目にも気を配り、一枚一枚丁寧につくられたマスクは、越谷市児童発達支援センターに届けられた。
現在は、暑い日にも使用しやすい夏用マスクを作成中。2枚重ねだったさらしを1枚にして風通し良くし、蒸れずに快適に使用できるよう改良した。汗をかきやすい人にもおすすめだ。同女性会では、一日でも早く穏やかな日々が戻るようにと願いを込めて、夏用マスクを同所正副会頭や全職員にも配布したという。
【女性会事業の情報をご提供ください】広報部(jcciishigaki1980@jcci.or.jp)へお寄せください。
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