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江連 忠のゴルフ講座 「パットで差をつける」12 のポイント Lesson 3 1m以内のショートパットを 確実に入れるために

2本のクラブをパターヘッドの幅に合わせて平行に置き、それに対してフェースをスクエアに合わせて、スクエアにインパクトする。これが、ショートパットの基本練習です

1m以内のショートパットがなかなか入らない、入る気がしない、このままではゴルフそのものが嫌いになってしまう。そんな人も多いのではないでしょうか。

以前、入れたら優勝というようなプレッシャーがかかり、1m以内のパットを外してしまうというケースについてアメリカツアーを対象に、調べてみたことがあります。すると、なんと80%強が左に外していたのです。ショートする場合を除けば、基本的に外すのは右か左しかありません。それがどうして50%ずつではないのでしょうか。それを知ることがイップス(精神的な原因などでパットに悪影響を及ぼすこと)の克服につながるのではないかと思います。

1m以内のショートパットを打つとき、いやでもカップが視界に入るので意識してしまいますが、それ自体は仕方ないことかもしれません。しかし、そうした感情が右手に表れてしまうのです。入れたいという思いが右手を勝手に動かします。具体的には、手首が返ってヘッドがかぶるので、ボールはカップの左側にそれてしまう、そういうことです。

14本のクラブの中で最も短くて扱いやすいのがパターです。それゆえにわずかな動きでもボールに影響を及ぼしてしまいます。ショートパットに対する苦手意識を克服するには、いかに右手の動きを抑えるかが重要です。昔からパターは、軽い物より重い物を選べといわれています。長尺のパターが生まれたのも同じ理由です。重い物、長い物は動かすのは大変ですが、いったん動き始めたら動きが安定します。つまり、それだけ体の余計な動き、右手に表れやすい感情を抑えてくれるわけです。その上で、右に紹介した練習法を身に付ければ、ショートパットへの苦手意識は解消できるはずです。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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