日商 Assist Biz

更新

江連 忠のゴルフ講座 「理想のスイング」12のポイント Lesson 12 正確にボールを運ぶためには 腰で狙うスイングを!

理想的なスイングは体のパーツ全てがターゲットを狙っている。ボールを打とうとする意識が強いと、腰も意識も全部がボールに向く

ゴルフは、腰が重要な鍵になるスポーツです。とりわけ、目標に向かうときは、腰とお尻の向きが重要になってきます。上手なゴルファーというのは、ターゲットを目でしっかり捉えてから、ゆっくりアドレスに入りますが、このとき、左の腰とお尻もターゲットに向けている意識を持っているものです。つまり、目だけでなく全身でターゲットを狙うイメージを持つことが重要だということです。

よく、ボールとターゲットを結んだラインに対して、クラブフェースが直角になる、つまり、スクエアに構えるように言われます。しかし、腰が完全にニュートラルな状態でスクエアに構え、目標を狙っている感じを出せる選手など、世界でも一握りしかいません。ほとんどの選手は、左腰にちょっとターゲットを狙っているイメージを出しているものです。

私は、体のパーツ全てが常にターゲットを狙っているのが理想的なスイングだと考えています。そのためには、まず腰でターゲットを狙っているイメージを出せば、自然に他のパーツもそうなってくるものです。ほとんどのアマチュアゴルファーは、ボールを打とうという意識が強いから腰も意識も全部がボールに向いています。これではボールを打つことはできても、ボールを正確にターゲットに運ぶというイメージが出ません。

無理にクローズスタンスにしなくても、スクエアスタンスでも、股関節で調整すれば左のお尻はターゲットに向けられるはずです。ターゲットを狙う腰を作る練習方法としては、野球のピッチャーのように振りかぶって踏み込む動作をするのがいいでしょう。あるいは、バットを持って一本足から思い切り踏み込むそぶりで、ボールを一列に並べて歩きながら連続して打っていくのも、いい練習になります。

4シリーズにわたった連載をご愛読いただき、ありがとうございました。これにていったん、連載は終了いたします。皆さまのゴルフ人生が実り多きものでありますように

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 1968年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。1993年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

前の記事

江連忠

ゴルフは、風に左右されるスポーツです。シングルクラスのゴルファーでも風の向き、強さなどを正確に読むのは難しいものです。そればかりか、強い風だと体も揺れるし、ミート率…

関連記事

江連忠

ダウンスイングの軌道が「スティープ」だという言葉を聞いたことがありませんか。ダウンスイングの初期では、アドレスしたときのシャフトのラインと平行に下りてくるのが理想的…

江連忠

ダウンスイングで体が伸び上がってしまうと、エネルギーが上に逃げてしまい、いくら力を入れてもボールは飛びません。それなら意識的に力を入れて、体を沈み込ませたらどうでし…

江連忠

アドレス時、手の位置はどこにあるのが正解なのでしょうか。「体の真ん中」と言う人もいれば、「左太ももの前」と言う人もいますが、どちらも間違いです。アドレス時の手の位置…