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江連 忠のゴルフ講座 「理想のスイング」12のポイント Lesson 9 重力のパワーを生かす ダウンスイングを覚える

(1)自然に体が沈み込む立ち方 腰のあたりに1本のバーが入っているイメージ バーを中心に上体を前傾させお尻を上げて構える このとき人が腰に乗っても姿勢が崩れないようにする

ダウンスイングで体が伸び上がってしまうと、エネルギーが上に逃げてしまい、いくら力を入れてもボールは飛びません。それなら意識的に力を入れて、体を沈み込ませたらどうでしょう。ただ、それではダフってしまいます。もしくは、ダフるのを嫌がって体を開いたり、左ひじが抜けたりしてスライスになるだけです。意識的にではなく、自然に沈み込むようにすることが大切なのです。余計な力は必要ありません。

「自然に」というのがいちばん難しいのですが、まずは自然なスイングを見てみましょう。バックスイングでは、右の股関節を入れる動きで右の股関節に上体を乗せます。そしてダウンからフォローにかけては、左の股関節を入れて左の股関節に上体を乗せるのです。この上体を右から左の股関節に移す瞬間、上体は股関節から外れるために重力によって重心が少し落ちます。これがダウン動作での沈み込み動作です。この動きができると、重力の力を使えるので、大きなエネルギーをボールに伝えることができるというわけです。

そのためには、まず立ち方が大切になってきます。イラストを参考にして正しい立ち方を身につけてください。スクワットを練習に取り入れると(イラスト(2))、股関節が入る感覚、股関節に上体を乗せる感覚がつかみやすくなります。

良い構えと股関節を入れる感覚が分かったら、20秒かけて1回スイングします。このときもバックスイングでは右股関節に、ダウンからフォローでは左股関節に入れる動きを意識してください。するとダウンで一瞬体が沈む感覚がつかめるはずです。また、同じように短いアイアンで練習すれば、自然に沈み込み動作ができるようになって、重力のエネルギーを利用でき飛距離も伸びるはずです。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 1968年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。1993年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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