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江連 忠のゴルフ講座 「理想のスイング」12のポイント Lesson 8 上達のコツは「賞状をもらう」 手の位置にあり!

クラブが長くなるほどボールの位置は左になって、手の位置は真ん中近くになる。クラブが短くなればアドレス時のグリップの手元はボールより左になる

アドレス時、手の位置はどこにあるのが正解なのでしょうか。「体の真ん中」と言う人もいれば、「左太ももの前」と言う人もいますが、どちらも間違いです。アドレス時の手の位置は、基本的には打ちたいボールによって自然に決まるものです。

まず、番手が上がるほど、手の位置は体の真ん中近くになります。これは、クラブが長くなるほどボールの位置が左になって、遠心力もシャフトのしなりも大きくなるためです。反対に番手が下がれば、ハンドファースト(※1)に構えるぶん、手は左に寄ります。それと例えばドローを打ちたいときなど、インパクトでフェースを閉じてボールを当てようとすると手元は体の左寄りになります。逆にフェードを打ちたいときは、フェースを開きながら当てたいので手元は体の真ん中寄りになるのです。

つまり、打ちたいボールに対して構えたときの自然な手の位置を知ることが大切なのです。それを見つけるためには、左右の手の長さを揃えて構えることが重要です。左右どちらかの手が長くなったりすると、手は自然な位置には収まりません。

僕の師匠の棚網良平先生(※2)はよく「ゴルフがうまくなりたかったら賞状をもらえ」と言っていました。つまり賞状を受けるときの手の位置を参考にしろということです。誰でも賞状をもらうときは、両ひじが軽く脇についているはずです。その状態から左の手のひらを右の手のひらに上から重ねてクラブを持ってみてください。このときの両わきのポジションを変えずにアドレスに入れば、左右の手の長さはそろうはずです。

アドレスの手の位置はスイングや打ちたい球筋によって自然に変化するものですから、場面に合わせて変えることを心掛けてください。

※1 グリップの手元の位置が、ボールよりも左側(飛球方向)にある状態のこと。この形ができればボールをクリーンにとらえることができる ※2 戦後の日本ゴルフ界をけん引した名ゴルファー。2012年11月17日、91歳で没

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 1968年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。1993年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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