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江連 忠のゴルフ講座 「理想のスイング」 12のポイント Lesson 10 中級ゴルファーが陥る「スティープ軌道」を直す

右手はクラブを握らず下から支えた状態で素振り

ダウンスイングの軌道が「スティープ」だという言葉を聞いたことがありませんか。ダウンスイングの初期では、アドレスしたときのシャフトのラインと平行に下りてくるのが理想的です。それよりもクラブが立ってしまい、ヘッドが上から下りてくる軌道を「スティープ」と呼びます。「スティープ(Steep)」は急勾配という意味で、シャフトが立つとヘッドが急角度に下りてくるからです。スティープ軌道になると、軌道が安定せずにフェースもコントロールしにくくなります。その結果、球筋が安定しません。 なぜ、軌道がスティープになってしまうのでしょうか。まずバックスイングでフェースが開く人は、ダウンでフェースを閉じようとしてクラブが外から下りてくるので、スティープになりがちです。では、フェースを閉じればいいのかといえば、それだけでは直りません。それは脚が使えていないからです。ダウンスイング時に下半身から動き出すことができれば、クラブは自然な軌道を描くはずです。ところが上半身、とくに手や腕が先行するとクラブの軌道はスティープになってしまうのです。 下半身を先行させる練習としては、目をつぶって素振りを繰り返すのが効果的です。ボールを打つ意識が強すぎると、上半身が力み脚は使えなくなりますが、目をつぶるとその意識が弱くなり、繰り返すことで体の重心が下半身に移ってくるのが分かるはずです。また、以前(レッスン3※)にも紹介したステップ打ちも、上体の力が抜けて自然に下半身が先行する感覚が分かるはずです。さらに右手を外してクラブを下から支えた状態の素振りもいい練習です。このグリップでスイングすると、自然な軌道でダウンスイングできるようになると思います。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 1968年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。1993年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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