日本商工会議所と全国観光土産品連盟は、1121点の土産品の中から優れた商品を「全国推奨観光土産品」として選定。特に優秀と認められ、大臣賞と日本商工会議所会頭賞に選ばれた商品を8回にわたり紹介する。
兵庫県の地場産業「播州織」は今から約220年前、宮大工が京都から持ち帰った技術を基礎に発展した染色織物だ。この播州織を使った製品を生産しているのが西脇市にある「小林商事 織衣羽(おりーぶ)」で、国内生産・国内消費にこだわり、播州織の魅力を伝えている。
同社はさまざまなニーズに応えた商品を生み出しており、今回の受賞商品である「播州織ハンカチのし袋」は、カラフルで色柄にもこだわった播州織のハンカチを折りたたみ、長野県の水引を飾り付け、「のし袋」にしたアイデア商品。もらった人に後々まで長く使ってもらいたいとの思いから生まれた逸品で、捨てるところが少なく、エコ商品としても注目を集めている。
「価格も手頃で重量も軽い。土産品として最適」と、審査員からも高い評価を得た。播州織と土産品の可能性を広げた逸品だ。
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