青森商工会議所は7月23日、青森駅前への移転に伴い新商工会館1階に青森県・市と連携して起業・創業支援を行う施設、「AOMORI STARTUP CENTER」を開設した。
施設内にはイベントやセミナー、ワークショップなどが開ける86平方メートルのフレキシブルなスペース「フューチャーセンター」、創業間もない事業者が期間限定の事務所として利用できるスタートアップブースや事業者同士が交流できるコワーキングカウンター、飲食関連イベントなどに活用できるシェアキッチンを設置。また、市の「あおもり地域ビジネス交流センター」も移転開設し、起業・創業の専門家であるインキュベーションマネジャーが常駐して支援を行う。
7月26日には開設後初のスタートアップ支援セミナーを開催。元Jリーガーでブランド買い取り専門店などを経営する嵜本晋輔氏が、Jリーガーから起業し上場するまでの過程と成功の秘訣について講演した。また、27日には在京ベンチャー企業が事業や自社製品をアピールする「人事効率化ITツール大相談会」も行われた。
スタートアップ支援セミナーは今後月1回開催。また、県・市からの委託事業なども実施していく。大学生のフィールドワーク拠点や地域住民の活動拠点など起業家に限らず幅広い活用を同所は呼び掛けている。
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