行田商工会議所(埼玉県)は11日、「ゴーヤの苗植え式」を開催した。同所では会員企業からの提案や要望を事業化する「活性化提案事業」を約7年前から実施。同事業で、緑を増やし、地球温暖化防止など環境保全を拡げる活動に取り組んでいる。今回行われた苗植え式もその一環として行われたもので、各企業の敷地内にグリーンカーテンを設置することで、日差しを遮り、CO2を排出するエアコンなど空調機器の節電を促している。平成22年から毎年開催している事業で、今回で第6回目の実施となった。
当日は、小川雅以会頭とともに会員企業13社が参加。ゴーヤの育成方法の説明を実施した後、各企業にゴーヤの苗15株を配布した。苗は各企業の手によってプランターに植えられ、今後2カ月かけて育てられる予定だ。
配布されたゴーヤの育成状況は、各企業のホームページやブログなどで随時報告される。また、行田市が毎年実施している「緑のカーテンコンテスト」への参加を目指す企業もあり、地域をあげてCO2の削減に助力している。
同所は、「今まで参加してもらった企業はのべ67社、ゴーヤの苗は1220株にのぼる。地域一丸となって地球に優しい環境を整え、少しでも温暖化防止を推進していければ」と話している。
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