海の神を祀り北前船の安全を祈る夏
毎年8月に開催される新潟まつりの起源は江戸時代、北前船が寄港する新潟に、大阪の住吉大社から分社した湊元神社(現・住吉神社)で1726年に行われた住吉行列にさかのぼります。住吉神は海の神として信仰を集め、航海の安全を祈る祭として定着していきました。昭和に入り、開港記念祭などが統合され、現在では新潟を代表する祭として全国に知られています。 祭の最初に行われる大民謡流しでは、約1万4000人にのぼる踊り手が新潟甚句や佐渡おけさを踊ります。柾谷小路・東大通を起点に萬代橋、万代シテイまで続く踊りの列は、港の夜を熱く盛り上げます。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
新潟商工会議所 田中 遥香
花街で茶屋として知られていた「美や古」。現在は一部を「柳都カフェ」として営業しており、稽古着姿の芸妓さんがお茶やお菓子を運んでくれます(平日限定)。土曜日には予約制で踊りを鑑賞でき、古町芸妓さんと気軽に触れ合える人気のスポットです。
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