大府商工会議所(愛知県)は2月3、4日、大府市内の飲食、物販、サービスなど29店舗の一押し商品を披露する「逸品展示会」を名古屋市のイオンモール大高で開催した。展示商品は同所が推進する「おおぶ・がんばる商店街(逸品)運動」に参加する商店が生み出したもの。プチぜいたくを楽しむすしの折り詰め、すしサンプル付きモバイルバッテリー、パジャマ、振袖などが紹介され、2日間で2千人が来場した。
逸品運動は地元商店の魅力発信のため平成18年度に開始。28年度からは専門家の指導の下、異業種の商店主同士が意見交換する「逸品研究会」を5月から7回実施し議論を重ねて29点を開発した。
同所はこれらをまとめた冊子「逸品セレクション2018」を2万部作成し、市内に配布。また、研究会で「商品だけでなくお店も知ってほしい」との意見が出たことから店巡りツアーも初開催。「美容と健康」「こだわりマイスター」など七つのテーマ別ツアーを実施した。参加者からは、「気になる店を知ることができた」「店主が熱心」と好評だ。「店主皆でつくり上げる逸品運動と、店との距離を縮める店巡りツアーを今後も継続し大府市商業の活性化につなげたい」と同所は話している。
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