神戸商工会議所(兵庫県)は9月28日、神戸のスポーツ産業振興を目的に意見交換し交流する組織として、「神戸スポーツ産業懇話会」を地元のスポーツ産業関係者や大学などと共に設立した。神戸市は、2019年の「ラグビーワールドカップ」開催をはじめ、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」(事前合宿地)、2021年の「ワールドマスターズゲームズ2021関西」など一連のスポーツイベントを控えている。「ゴールデン・スポーツイヤーズ」といわれるこの3年間を同所は産業振興のチャンスとみて昨年よりスポーツを通じた経済活性化事業の検討を進め、同懇話会設立に至った。懇話会には9月末時点で30社・団体が参画している。
この日はキックオフイベントとして、「スポーツ産業都市・神戸を目指して」と題したシンポジウムを同所で開催。スポーツ関連メーカーや食品・健康関連企業、メディア関係者など130人が参加した。
シンポジウムでは、懇話会会長の尾山基同所副会頭が開会のあいさつをし、代表世話人の山口泰雄神戸大学大学院教授が懇話会について説明した。また、「スポーツの成長産業化」をテーマにスポーツ庁の忰田康征参事官補佐より基調講演が行われた。懇話会は今後定例会を開催し、スポーツイベントやセミナー開催、マッチング機会の提供などの活動を行う予定だ。
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