千歳商工会議所(北海道)は昨年11月30日、千歳市内で、「千歳郷土餅つき大会」を開催。同市の活性化を担う有志団体・千歳圏人会と各県の県人会14団体、陸上自衛隊など約200人が協力し、季節感あるイベントで一般客と交流した。
イベント冒頭では、陸上自衛隊第11普通科連隊の「千歳機甲太鼓」が和太鼓の演奏を披露。それを合図に、各県人会メンバーが「えいやっ!」の掛け声と共に餅つき合戦を開始した。つきあがった餅は各県人会の手によって、秋田はヨモギ、高知はイモ、宮崎はユズなど、郷土色あふれる餅に加工された。
また、会場には、鶏卵の生産量道内一を誇る千歳市にちなんだマスコットキャラクター「たまりん」と「たまらん」も登場。餅つき体験コーナーに参加した子どもたちと触れ合い、地域をPRした。
このイベントは、中心市街地の活性化事業の一環として、市の商店街振興組合連合会が開催していた催しを、同所が平成23年から引き継いでいるもの。市内に陸空の基地が置かれる「自衛隊のまち」であり、多くの自衛隊OBが加入する県人会活動が盛んな同市ならではの催しとして、年々市民に浸透している。
同所は、「地域性を生かしたこのイベントをまちの風物詩として定着させ、まちににぎわいを呼びたい」と話している。
問い合わせは、同所(☎0123・23・2175)まで。
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