各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
下館商工会議所は、〝野菜王国〟といわれる茨城県産の野菜や国産野菜を使ってつくる漬物と、味や減塩にこだわったしょうゆ、ニンジンだけでつくったニンジンジュースを紹介した。漬物は、「おふくろの味」を原点とした製品づくりを続ける漬物専門店菜香や(なかや)が、旬の野菜を使い、化学調味料や保存料を使用せず手間暇かけてつくる昔ながらの味。キュウリ、ダイコン、カブ、ニンジンを有機米ぬかで漬けた「熟成ぬか漬け」と、「ぬか床沢庵(たくあん)」がブースに並んだ。
「たまごに醤油」は、明治6(1873)年創業の老舗、上ホ醤油がつくる卵かけごはん用のだししょうゆ。「しょうゆの味が前に出過ぎず、卵を生かす味」と卵生産者らに好評だという。おひたしや冷奴、納豆などにかけるのもお薦めだ。同社の「40歳からの醤油」は、しょうゆ本来のうま味、香味はそのまま、塩分を普通の濃口しょうゆの約25%低くしたまろやかなしょうゆ。料理にも、かけしょうゆとしても使える逸品だ。
「人参物語まるごと100%にんじんジュース」は、無農薬農産物を生産する潮田農園が、子どもたちに野菜のおいしさを教えたいと研究を重ねてつくり上げたニンジンを使ったジュース。リンゴや砂糖などを混ぜずニンジンだけで飲みやすく仕上げた。独自の製法で添加物を入れずに長期保存も可能だ。
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