新発田商工会議所(新潟県)は昨年8月、新発田市で親しまれてきた具だくさんの雑煮を、レトルト商品「城下町しばた雑煮合戦」として発売。今月12日には、同所青年部主催の食のイベント「城下町しばた全国雑煮合戦」の会場でも販売し、「伝統の雑煮を家庭でも味わって」と、来場者にPRした。
この商品は、毎年1月に開催されている同イベントをきっかけに誕生したもの。多くの来場者から寄せられた「何か手土産になる商品を」との要望を受け地元の伝統的な味を全国へ発信しようと、新発田ならではの具だくさんの雑煮を約2年間かけて商品化した。
開発に当たっては、同所が地元の食品加工会社や同YEGメンバーなどと協力し、具材の選定や味付けなどを試行錯誤。最終的に、塩引き鮭や鶏肉、根菜類などがたっぷりと入った、しょうゆ仕立ての雑煮が完成した。
同イベントでは毎年、ご当地雑煮の日本一(征夷大将軍)を決める投票や、同イベントの「看板娘」を選ぶミスコンテストなどを実施。市内の会場は、今年も約2万人の来場者でにぎわった。
問い合わせは、同所(☎0254・22・2757)まで。
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