都城商工会議所(宮崎県)は11日、第100回となる「都城ぼんち市」を開催した。ぼんち市とは、農林水産物や加工品、工芸品など都城市の地場産品を軽トラックやワゴンなどに陳列して販売する「軽トラ市」。毎月第2日曜日の8~11時に中心市街地で開催し、毎回3千人ほどの来場者でにぎわう朝市だ。今回は雨天の中、43店舗が出店し、来場者にそれぞれ自慢の商品をアピールした。
ぼんち市の始まりは平成20年。元気がなかったデパートや商店街を活性化しようと、同所商業部会が近隣の軽トラ市などを参考に出店者を募り、開始した。新鮮野菜や海産物、すし、お茶、パンなど食品のほか、雑貨、マッサージなど毎回さまざまな商品やサービスが路上に並ぶ。
今回は100回記念イベントとして抽選会も開催。景品には宮崎牛(1等)や冬虫夏草酒「金霧島」(2等)、商店街商品券(3等)などが用意された。
なお、ぼんち市は、開催場所の工事のため今年9月から来春まで一時休止する。同所は、「市民の触れ合いの場でもあり、毎回楽しみにしている人も多い。再開後はより楽しんでもらえるぼんち市を目指す」と話している。
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