臼杵商工会議所(大分県)は、日本語と英語のさまざまな文例や単語を記載し、それを指し示しながら外国人と会話ができる冊子「おもてなし指さし英会話帳」を作成した。ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針(あんじん))ゆかりの地である横須賀市(神奈川県)、伊東市(静岡県)、平戸市(長崎県)、臼杵市の4市長による「ANJINサミット」の記念品として、同所が中心となって作成したもの。
道案内や交通、観光、買い物、食事など、テーマごとに会話の例や単語を掲載している。観光のページでは、臼杵市内の観光スポットなどについて英語で解説し、交通のページでは地元のタクシー会社の電話番号を掲載するなど、同市の情報をふんだんに盛り込んでいる。
来月中には、同会話帳を基に中国語版と韓国語版を作成し、英語版を含めた3種類をホームページで閲覧できるようにする予定。
また、今年の秋頃にはベトナム、スリランカ、ネパールの言語の会話帳を作成予定。この3種類は、大分市の日本語学校に通う生徒の協力により作成する。授業の一環として、日常会話や地域固有の観光スポットなどが掲載されている同会話帳を母国語に翻訳することで、日本語学習に役立てるという。
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