各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。

信州中野商工会議所は、信州産リンゴの濃縮果汁を使ったアイス「信州りんご玉」をはじめ、「榎韃靼(えのきだったん)」、みそ、酵母豚のロースみそ漬けなど地域色あふれる商品を出品した。

「信州りんご玉」は、芳醇(ほうじゅん)な香りとまろやかな口当たりのアイススイーツ。赤いリンゴ型の容器も目を引く逸品だ。

「榎韃靼」は、美容や健康面で注目されているルチンなどの栄養素を多く含む韃靼草(そばの一種)とエノキタケの混合粉末。お茶として飲むほか料理のだしにも活用できる。この榎韃靼を練り込んだクッキーも出品した。クッキーはプレーン、ココア、紅茶の3種類。甘さ控えめで健康志向の人にお薦めだ。

そのほか、信州中野産の大豆とコメを使ったみそや金山寺みそ、青唐辛子もろみなどもブースに並んだ。金山寺みそは大麦こうじと大豆を醗酵熟成し、たまり漬けにした野菜と昆布を合わせて水あめ、砂糖で味を調えたもの。青唐辛子もろみは金山時みそと中辛のしょうゆ豆を合せたもろみに国産青唐辛子を加えたものだ。どちらも野菜やご飯のお供にお薦め。また、酵母の餌を与えて育てた「酵母豚しん農ポーク」のロースみそ漬け、バラベーコン、エノキタケ入りウインナーソーセージなど地元素材を使ったこだわりの商品がそろった。