日商 Assist Biz

更新

伝えていきたい日本の技 うるし・金箔マウス

朝日電機製作所 (石川県白山市)

熟練した職人の手により一点一点加飾している。第57回全国推奨観光土産品審査会において全国観光土産品連盟会長賞(グローバル部門)を受賞 撮影:加藤正博

今月は、石川県の伝統工芸を斬新なかたちで活用したパソコンのマウスをご紹介します。

石川県には数多くの伝統工芸が根付き、輪島塗をはじめとする漆器や金沢箔と呼ばれる金箔(きんぱく)は、国境を越えて広く知られています。しかし、近年は生産規模が大幅に減少。そこで、電気機器類を手掛ける朝日電機製作所では、地元の伝統工芸を守ろうと、IT機器とのコラボレーションに乗り出しました。

漆(うるし)や金箔を用いて加飾を行う場合、作業場の湿度を高める必要があります。そのため、湿気に弱い通常のIT機器には加工を施せません。その点、マウスは上面を取り外せるため、機器の性能を損なうことなく加工が可能です。さらに、デザインを職人に任せることで、商品のオリジナリティーを高める工夫もしています。

朝日電機製作所は、スポーツ用品や文具などを伝統工芸と融合させることも企画。今後も石川の技を世界に発信したいと展望を広げています。

次の記事

伝えていきたい日本の技 ケンマ草のカンカン帽

田中帽子店

今月は、春日部市の伝統工芸品・麦わら帽子をアレンジした、ケンマ草のカンカン帽をご紹介します。同市の中央を流れる古利根川流域は、米や麦が栽...

前の記事

伝えていきたい日本の技 松山カバンのランドセル

松山製鞄

小学校に入学してから6年間、毎日たくさんの荷物を入れて背負うランドセルには大きな負荷が掛かります。また、体に合わないランドセルは子どもにも...

関連記事

伝えていきたい日本の技 廣島漆器『coro』

高山清

広島県の伝統工芸品である広島仏壇の技術に端を発する「廣島漆器」の酒器をご紹介します。廣島漆器は、広島仏壇の制作や修繕を行う漆塗り職人であ...

伝えていきたい日本の技 臼杵焼の器

USUKIYAKI研究所

約200年前に途絶えた幻の焼き物を現代によみがえらせた臼杵(うすき)焼をご紹介します。臼杵では、臼杵藩の御用窯が江戸時代後期に開かれ、臼杵焼が...

伝えていきたい日本の技 旅行用トランク「タイムボイジャー トロリー」

安達紙器工業

今月は、レトロなデザインが目を引く、バルカナイズド・ファイバー製のトランクをご紹介します。バルカナイズド・ファイバーとは紙の一種で、木材...