各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
甲府商工会議所は、「地元の特徴ある新しいものを紹介したい」と、八重桜の花入りワインや人気のブドウ「シャインマスカット」の菓子、すし店がつくる「漬けチーズ」などを出品した。「さくらのワイン」は、ロゼワインに国産の食用八重桜の花を浸した季節限定の甘口ワイン。ほのかな桜の香りが特徴だ。ブドウ栽培からワイン醸造まで手掛ける白百合醸造の逸品。蒸留酒「内田葡萄焼酒(グラッパ)」と共に紹介した。
保延商会の「シャインマスカット餅」と「シャインマスカットワインゼリー」は皮ごと食べられるブドウを使った菓子で、共に「やまなしギフトコンテスト」(2016、17年)で受賞した逸品だ。また、和菓子の老舗・澤田屋の名物、エンドウ豆のあんを黒糖ようかんで包んだ「黒玉」と山梨県北杜市明野町のブランド芋「あけの金時」のあんをキャラメルようかんで包んだ「キャラ玉」、黒富士農場が有機JAS認定の卵と大吟醸酒かすを使ってつくる大吟醸パウンドケーキ、甲州土産の定番、桔梗屋の桔梗信玄餅やどら焼きもブースに並んだ。
「漬けチーズ」は地元の福寿司が同店オリジナルの「煮きり醤油」にチーズを漬け込んでつくった逸品。ワインや酒によく合う。同店は、酢など他の調味料も独自に開発している。同所は、「消費者の反応を探り今後の販路拡大や商品改良に生かしたい」と話している。
最新号を紙面で読める!