各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
鹿沼商工会議所は、鹿沼市の特産品であるそばやこんにゃくを中心に出品した。栃木県西北部に位置する同市は日光市や西方町と共に県を代表するそばの産地。日光連山の山々を源流とする清らかな水と寒暖差のある気候がそばづくりに適しているという。同市では、「鹿沼そば認定制度」を設け品質維持と振興に努めている。今回そばを出品したのは明治時代から続く米山そば。鹿沼在来種で香りの強い玄そばを自家製粉した生そば「細切り鹿沼そば」と半生そば「香る鹿沼そば」を紹介した。
同市はまた良質なこんにゃく芋の産地でもある。同市久我の山間でそばやこんにゃくをつくる「久我の里」の「手づくりこんにゃく」は、手づくりならではの柔らかな食感。調理するとこんにゃくの中によく味が染み込む。刺し身こんにゃくとしてもお薦めだ。
新名物としてニンジンやタマネギのドレッシング、甘夏やトマトのジャムなども紹介。これらは「瓶詰工房Funky Pine(ファンキーパイン)」が地産地消を目指し、地元産の農産物を昔ながらの製法で製造した逸品だ。着色料や保存料、化学調味料などは使わず素材本来の色や風味を生かしている。
また、鹿沼産米「ひとごこち」と湧水でつくった小林酒店の鹿沼の地酒「鹿沼娘」や、鹿沼産サツマイモ「紅はるか」の芋焼酎「鹿沼娘」もブースに並んだ。
最新号を紙面で読める!