郡山商工会議所青年部(福島県)が原料となる地元産のジャガイモの種付から収穫まで行った本格焼酎「ほまち風」(原酒バージョン)が完成し、4月25日より販売を開始した。
同YEGは、地域ブランド創出事業の一環で平成21年度から焼酎づくりに取り組んでいる。震災の影響で中止していた時期もあったが、一昨年から再開。今年は一層深い味わいを求め、初めて「原酒」のまま瓶詰めをした。通常の焼酎と違い、割り水などを投入しないため、生産量は去年の半分の500本。
原料に使用しているジャガイモは「チェルシー」という品種で、子ぶりながらも実がたくさんできることから同YEGは「子だくさん」と名付け、愛情を注いで丁寧に栽培をしている。デンプン値も高く、焼酎醸造に適した品種だ。収穫後は地元の老舗蔵元(笹の川酒造)に醸造を依頼し、商品と化す。
同YEGは「原酒でもすっきりとした味わいに仕上がり、さまざまな料理との相性も良い。本数が減った分プレミア感が高まり、今年もぜひ完売を目指したい」と目標語る。「ほまち」は「小さな幸せ」を意味する。市内の酒店で発売中。
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