日本商工会議所は5月18~19日、「第71回全国商工会議所専務理事・事務局長会議」を和歌山市で開催した。会議には、全国314商工会議所・連合会から専務理事・事務局長ら408人が参加。「地域の『未来を拓く』商工会議所の機能強化」をテーマに議論を行った。
初日に行われた全体会議では、日商の石田徹専務理事が基調講演を行い、潜在成長率が0%台に低迷し、成長の果実は全国津々浦々に波及せず、人口減少、地域の疲弊、東京一極集中という構造的な課題がさらに深刻化している点を指摘。人手不足、同一労働同一賃金、長時間労働の是正といった働き方改革や、IT活用による中小企業の生産性向上への対応に取り組んでいく必要があると述べた。
引き続き、管内商工業者数の規模別に5グループに分かれた懇談会を実施。先進事例の紹介を交えながら、地方創生の実現に向けた活動や商工会議所が抱える課題などについて意見交換を行った。2日目の全体会議では、初日に行われた規模別懇談会の概要を報告し、全体総括を行った。
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