川口商工会議所青年部(埼玉県)は9月14日、市内14カ所とシャトルバス内を会場にした「川口ジャズストリートフェスティバル2014」を開催した。
このフェスティバルは、音楽を通じて地域の商業・産業を活性化し、経済効果につなげようと、同YEGが企画したもの。川口市を中心に活動するアーティストに発表の場を提供するとともに、発掘したアーティストを同市の観光資源に育てようと取り組んでいる。
同フェスティバルは今年で3回目を迎える。平成24年の初開催時には、参加アーティスト31組、来場者数約3000人という規模だったが、今年は参加希望アーティストが多数のため選考を実施し、選ばれた100組が出演。来場者数も2万人を超えるまでに成長した。出演料や出店料の一部は日本商工会議所青年部へ寄付されるほか、環境教育や社会貢献などに活用。さまざまな要素を融合させることで、音楽文化を利用した地域活性化事業「夢のあるまちづくり」を目指している。
当日は、ジャズ、ポップス、フォーク、ストリートパフォーマンス、ダンス、大道芸などが披露された。また、飲食ブースの出店、物産展の開催、チャリティー活動なども行われ、にぎわいをみせた。同YEGは、「年々アーティストのクオリティも上がり、地域のイベントとして定着しつつある。5年後10年後を見据えて、今後も取り組んでいきたい」と話している。
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