福岡商工会議所、福岡県、福岡市、福岡県商工会連合会、ジェトロ福岡の5団体で構成するフードエキスポ九州実行委員会は、3~5日、一般消費者向け屋外展示即売会「九州うまいもの大食堂」を初開催した。九州・沖縄地域から選りすぐりの約60社がブースを出展。会場となった福岡市の繁華街にある「天神中央公園」には市内外から約10万人が来場し、持参したレジャーシートを広げて九州の食を堪能する家族連れで大盛況となった。特設ステージでは地元出身のアーティストの出演や、出展者が自慢の商品をPRするなどして会場を沸かせた。
また、7~9日には、九州地域の中小企業・小規模事業者の販路拡大を目指した「国内外食品商談会」も初開催。海外からも70人のバイヤーが訪れ、出展者は国内外に自社商品を売り込んだ。
期間中は、会場内の143社のブースをバイヤーが見学しながら試食や商談を行う「展示商談会」、出展者とバイヤーが個別ブースでじっくりと商談を行う「個別商談会」、さらに、出展企業の生産現場や販売店などをバイヤーが訪れる「訪問商談会」の3つのスタイルで、九州中から集った出展者らの白熱した商談が繰り広げられた。3日間で約4300人が来場した。
同所は、「九州には魅力のある食材がまだまだある。『九州の食を世界に発信』をテーマに、これからも国内外に、福岡をはじめ九州の食の販路を広げていくお手伝いをしていきたい」と話している。
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