神戸商工会議所(兵庫県)は10月15日、「メガ販路開拓市(第9回The商談・販路開拓市inKOBE)」を開催した。平成18年から毎年開催している同事業は、大手小売業のバイヤー・仕入れ担当者が出展者となり、メーカーや生産者、卸売業者が自社商品を直接売り込みにいく逆見本市形式の商談会だ。
今回は特に新規バイヤーの参入を図るため、規模を大幅に拡大。それに伴い、会場も例年の倍の広さとなった。新たにジェイアール京都伊勢丹、イトーヨーカドー、神戸空港ターミナル、ドン・キホーテ、ロフト、ニッセン、楽天などが参加し、合計53社160人のバイヤーがブースを展開。県内外から集まった約320社600人が、自慢の商品を熱心に売り込んだ。
また、多くのバイヤーが集まるこの機会を生かし、県内の中小企業47社が自社商品を展示・紹介する「ひょうごの逸品 展示商談会」も同時開催。約350人が来場した。
他に類を見ない『逆見本市』と『見本市』を融合させたことで、多くのビジネスチャンスを創出し、合計約1000人の来場者でにぎわいを見せた。
同所では、こだわりのある商品を受け入れるバイヤー企業の開拓に注力しており、さらなる販路拡大の機会を創出するため、来年もまた同規模での実施を予定している。担当者は、「今年は新たに通販業界からのバイヤーに多く参入いただいた。今後も地域企業の活性化を図っていきたい」と話している。
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