日本商工会議所青年部(日本YEG)は2月25日に北海道岩見沢市で開催された「第36回北海道いわみざわ大会」の記念式典において、「第14回YEGビジネスプランコンテスト」の表彰式を実施した。グランプリ(日商会頭賞)は、水戸商工会議所青年部(茨城県)の梶山義信さんと下館商工会議所青年部(茨城県)の桑原務さんの共同プラン「トレーラーハウス活用事業〝モバイルコインランドリー投資ビジネス〟」が受賞した。
グランプリを受賞したモバイルコインランドリービジネスでは、共働き世帯の増加によるライフスタイルの変化、PM2・5や花粉などの有害飛散物を避けるための室内干し需要の増加などに伴うコインランドリー市場の拡大に着目。コインランドリーをトレーラーハウス型とすることで設備の移動が可能になり、常に最適な立地での出店が可能となる点などが評価された。
また、コインランドリーの「まとめ洗いによる家事時間短縮」「〝ながら時間〟の有効活用」は女性の社会進出にも大きな支援になるほか、スーパーマーケットなどの商業施設の空きスペースにも設置できるため、集客の相乗効果も期待できる。今後は、トレーラーハウスを活用したカフェや学習塾、ネイルサロン、マッサージなどのビジネスを複合的に展開することも検討している。
その他、準グランプリ(日本YEG会長賞)には、別府商工会議所青年部(大分県)の杉本孝生さんによる障害者向けPCデータ入力システムと、長野商工会議所青年部の宮尾聡さんによる鉱石セラミックを使用した〝人工温泉システム〟の2件が選ばれた。
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