冷え対策をしましょう
同じ室温でも、それを「適温」と感じる人もいれば、「寒い」と感じる人もいます。冬以外の季節にも手足に冷えを感じるようであれば、血行を良くする食生活を意識することが大切です。
極端なダイエットなどによる栄養の偏りはもちろん、「健康のためにお肉は控えよう」と思うあまり控えすぎるのも、鉄不足による冷えを生み出してしまいます。鉄は全身に酸素を運ぶ役割があり、不足すると栄養がうまく燃焼されなくなってしまいます。日頃から栄養のバランスとともに、血行の循環を良くするための「ビタミンE」にも気を付けると良いでしょう。
また、甘いものの食べ過ぎも中性脂肪を増やし、血行不良の原因となります。さらに、揚げ物などの脂肪分の摂り過ぎによる血行不良にも注意が必要です。でも、辛いものを食べて体を温め脂肪を燃焼させようとする人もいるかもしれませんが、汗をたくさんかいた後には体が冷えることもあります。唐辛子などの過度な摂取は控え、ニンニクやショウガなど香味野菜を上手に料理に取り入れた温かい料理を食卓に一品は並べるようにしましょう。寒い季節は外に出るのもおっくうになりがちですが、運動習慣をつくって、筋肉量を落とさないことも大切ですね。
余ったお餅でとろ~り鮭グラタン
しめじなどのきのこ類の代わりに白菜を使うと、よりとろける食感が増して冬らしい一品に仕上がります
材料(2人分)
餅…4個
生鮭…2切れ
タマネギ…1/2個
しめじ…1/2株
バター…20g
薄力粉…大さじ2強
牛乳…300ml
コンソメ…少々
とろけるチーズ…適量
つくり方
① 鮭は塩・こしょう(分量外)をし、トースターで焼いて火を通しておく
② フライパンにバターを入れて熱し、薄くスライスしたタマネギを入れて、しんなりするまで炒める
③ 皮と骨を取り除いた①を②に加え、薄力粉を振り入れて粉っぽさがなくなるまで炒める
④ ③に牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜ、なめらかになったら、石づきを切ってほぐしたしめじとコンソメを加え、とろみが出るまで煮て、塩・こしょう(分量外)で味を調える
⑤ グラタン皿の内側にバター(分量外)を薄く塗って、1個を8等分した餅を、次に④を入れてチーズを散らし、トースターで焼き色が付くまで(10分程度)焼く。お好みで、パセリのみじん切りを散らして出来上がり
ワンポイントメモ
ビタミンE
脂溶性ビタミンで、油脂類や種実類に多く含まれます。動物性食品では鮭やウナギ、サンマやサバなど、植物性食品ではカボチャやアーモンドに多く含まれます
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