地方創生の核となる中小企業・小規模事業者への支援強化に向け、各地の取り組みが本格化している。今回の「挑む」では、経営支援サービスや活動事例をマンガでPRしている商工会議所の好事例を紹介する。
箕面商工会議所(大阪府)は平成20年度から、マンガによる企業支援事例の紹介を実施している。マンガを入会案内として配布し、会議所がどのような支援メニューを提供しているのか、わかりやすくPR。会員企業の獲得につなげている。
「もみじの街の経営者物語」と題したマンガは、年に1回作成し、現在までに9巻発行。内容は、同所会員の実話を元につくられ、主人公の顔写真や実名を掲載することで、読者により親近感を持たせる工夫を行っている。また、登場する会員の心情を丁寧に表現するとともに、読み手にとって面白いストーリーを発掘するため、会員や制作会社と綿密に打ち合わせを実施。商工会議所のビジネスに役立つサービスなどを紹介している。
さらに、事例の紹介、保険、融資、共済など会員サービスの紹介も併せて掲載。既存会員からも非常に分かりやすいと好評を得ている。 マンガは、同所ホームページに掲載しているほか、日本政策金融公庫、箕面市役所などにも配布。マンガを通じて広く商工会議所の活動事例のPRを行っている。
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