◆小林陽太郎氏のご逝去について
小林陽太郎さんのご逝去の報に接し、慎んでお悔やみ申し上げます。
経済同友会代表幹事として強力なリーダーシップを発揮されたほか、国際派経営者の草分け的存在であり、商工会議所でも国際化推進委員長ならびに日米商工会議所協力委員長を務められ、企業の国際活動を推進するとともに、日本の規制改革に尽力されました。
また、教育や文化にも造詣が深く、企業の社会貢献活動をリードされるなど、尊敬すべき経済人でした。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
(9月7日)
◆自由民主党総裁選について
安倍総理が無投票で自民党総裁に再選されることが決まった。近く両院議員総会で正式に決定するものと思うが、党内が結束し、この結果となったことを歓迎したい。
地方創生の実現やTPP交渉の早期妥結、安全保障法制など、待ったなしの重要課題が山積する中、切れ目のない安定した政治を実現するものとして心強く思う。
(9月8日)
◆参議院における労働者派遣法改正案の可決について
参議院において労働者派遣法改正案が可決されたことは、労働者派遣事業の許可制への統一により健全化が図られるとともに、派遣労働者のキャリアアップが強化され、また、複雑な期間制限が分かりやすい仕組みへ変更されるなど、使用者側・労働者側の双方にメリットがあるものであり、評価する。
一方で、衆議院において本法案が可決成立した際には、改正内容に特定労働者派遣事業の廃止が含まれること、施行までの期間が短いことから、政府においては、中小企業も含めた関係事業者への周知に万全を尽くしていただきたい。
今後、人口減少による構造的な労働力不足がさらに広がることから、柔軟な働き方の一層の推進による多様な働き手の労働参加、および労働生産性の向上に官民を挙げて全力で取り組むべきである。
(9月9日)
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